1. バックオフィスとは
バックオフィスとは、顧客と直接接しない間接部門の業務全般を指します。具体的には、経理・会計、人事・労務、総務、法務、情報システムなどの部門が該当します。
バックオフィスは「裏方」的な存在ですが、企業が正常に機能するための基盤です。給与が正しく支払われ、法令が遵守され、社内の環境が整えられるのは、すべてバックオフィスの働きがあってこそです。
しかし、バックオフィスは「売上を直接生まない」ため、人員やシステム投資が後回しにされがちです。その結果、非効率な業務プロセスが温存され、限られた人数で膨大な作業をこなしている企業が多いのが実情です。
2. バックオフィスの3大課題
課題1:属人化
「この業務は○○さんしかできない」という状態は、バックオフィスで最もよく見られる問題です。業務の手順が特定の担当者の頭の中にしかなく、マニュアルも存在しません。担当者が休暇や退職をすると、業務が回らなくなるリスクがあります。
課題2:紙文化・アナログ業務
紙の請求書、手書きの勤怠表、FAXでの発注、エクセルでの手動集計。多くの中小企業のバックオフィスでは、いまだにアナログな業務プロセスが残っています。紙ベースの業務は検索性が低く、保管スペースが必要で、転記ミスのリスクが常にあります。
課題3:非効率な繰り返し作業
同じデータを複数のシステムに入力する「二重入力」、月末にまとめて行う大量のデータ集計、定型フォーマットのレポート作成。これらの作業は毎回同じ手順で行われるにもかかわらず、人間が手動で行っています。年間で数百時間を単純作業に費やしているケースも珍しくありません。
注意
これら3つの課題は互いに関連しています。属人化している業務はマニュアル化されていないためアナログのまま残り、アナログ業務は効率化の手段が限られるため非効率な繰り返し作業になります。根本的な解決には、デジタル化と自動化を組み合わせたアプローチが必要です。
3. 効率化の4つの手法
手法1:ペーパーレス化
紙の書類を電子データに移行し、クラウドストレージで管理する手法です。スキャナーやOCRツールを活用し、既存の紙書類もデジタル化します。電子帳簿保存法への対応も兼ねられるため、法令遵守の観点からも推奨されます。
手法2:クラウド化
会計ソフト、給与計算ソフト、ワークフローツールなどをクラウドサービスに移行する手法です。freee、マネーフォワード、ジョブカンなどのクラウドサービスを活用すれば、場所を問わず業務が行えるようになります。テレワーク対応にもなります。
手法3:RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)
パソコン上の定型的な繰り返し作業をソフトウェアロボットに自動化させる手法です。既存のシステムを変更せずに自動化できるのが最大の特徴で、クラウド化が難しいレガシーシステムを使っている場合にも有効です。
手法4:アウトソーシング
給与計算や経理業務を外部の専門業者に委託する手法です。専門性が高い業務(税務処理など)や、季節的に業務量が変動する業務に有効です。ただし、コストが継続的にかかる点と、社内にノウハウが蓄積されない点がデメリットです。
最も費用対効果が高いのはRPA
4つの手法の中で、最も即効性があり、費用対効果が高いのがRPAです。ペーパーレス化やクラウド化は業務プロセス全体の見直しが必要ですが、RPAは「今の業務をそのまま自動化する」ため、導入のハードルが低く、効果がすぐに実感できます。
4. RPAを使った部門別の効率化事例
経理部門のRPA活用例
請求書処理の自動化
取引先から届く請求書のデータを会計ソフトに入力する作業をRPAで自動化。メールの添付ファイルを自動ダウンロードし、OCRでデータを読み取り、会計ソフトに自動入力。月末の処理時間を80%削減した事例があります。
売掛金・買掛金の消込作業
銀行口座の入出金データと売掛金・買掛金の照合作業を自動化。RPAが銀行のオンラインバンキングにログインしてデータを取得し、会計ソフトのデータと自動照合。不一致のものだけを担当者に通知。照合作業の工数を90%削減。
人事部門のRPA活用例
勤怠データの集計と給与計算連携
勤怠管理システムからデータをエクスポートし、残業時間の計算、有給取得状況の集計を自動で行い、給与計算ソフトに連携。手動での転記作業がゼロになり、計算ミスも完全に排除。
入退社手続きの書類準備
新入社員の情報をもとに、各種書類(雇用契約書、社会保険届出書類、アカウント作成依頼など)を自動生成。必要なシステムへの登録作業もRPAが代行。入社手続きの工数を70%削減。
総務部門のRPA活用例
備品管理と発注の自動化
備品の在庫数を定期的にチェックし、閾値を下回ったら自動で発注書を作成。承認者にメール通知を送り、承認後は発注システムに自動入力。在庫切れのゼロ化と発注工数の60%削減を実現。
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- AI自己修復:対象システムのアップデートにも自動対応。月末の繁忙期にRPAが止まるリスクをゼロに
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